皆さんはセキスイハイムで標準仕様とされているユニットバスの特徴についてご存じでしょうか?
実は、セキスイハイムの標準仕様ではユニットバスのメーカーは1種類(しかも自社商品)しか選べないので、他メーカー製を採用すると割高になってしまいます。
TOTOのサザナやLIXILのリデアなど人気のある商品が割高になると思うと、少し不安になるかもしれません。
そこで、セキスイハイム標準仕様のユニットバスを使っている私たちが、実際に使ってみて気になった点、良かった点をレビューしていきたいと思います。
標準仕様のお風呂で後悔しないか気になっている方はぜひご一読してみてください。
積水ホームテクノ
セキスイハイムのユニットバスにおける標準仕様は、積水ホームテクノのユニットバスになります。
積水ホームテクノはセキスイハイムと同じく、積水化学グループのグループ企業で、ユニットバス専門のメーカーです。
TOTOやLIXILと比べるとあまり知名度は高くないかもしれませんが、積水ハウスや住友林業など名だたるハウスメーカーにも標準仕様として採用されています。
実は、積水化学のユニットバスの歴史は古く、1963年に国内初となるプラスチック浴槽を開発しています。
ユニットバス事業も1968年から始まり、直後の1971年に誕生したセキスイハイムとともにユニットバスの研究開発がされてきたようです。
ちなみに積水ホームテクノとして分社化されたのは2001年です。
そんな積水ホームテクノですが、現在販売されている戸建て用ユニットバスは上級モデルのEscort、ベーシックモデルのRoomy、バリアフリーモデルの楽浴楽座の3種類からなります。
価格帯は、Escortが109~186万円、Roomyが84~118万円、楽浴楽座が177~319万円です。
わが家はベーシックモデルのRoomyなので、この記事ではわが家のRoomyについてレビューしていきます
特徴
スリム排水溝
積水ホームテクノ製ユニットバスにはいろいろな機能がありますが、他社と比べて一番特徴的なのはこのスリム排水溝になります。
普通のユニットバスは排水溝が正方形に近い形となっていますが、スリム排水溝は浴槽に沿う形となっていて、洗い場への突き出しが短いです。
この形状のメリットとしては、排水溝を踏みづらいことと、髪の毛などのゴミが詰まりづらいことです。
清潔を保ちやすい
このユニットバスは全体的にパッキンを使用されている箇所が少なく、カビが発生しづらくなっています。
先ほどのスリム排水溝もそうですが、壁や床の接続部やドアなど、普通はパッキンが使用されている箇所もパッキンをなくしたり乾式の目地だったりします。
お風呂のカビはパッキンから発生しやすいので、パッキンが少ないこのユニットバスはキレイを保ちやすいです
また、上の写真のようにお風呂のドアや床の凹凸が小さいため、汚れを取りやすくなっており、こちらについても清潔を保ちやすい工夫がされています。
わが家のお風呂
上の写真がわが家のお風呂です。
モデルはベーシックモデルのRoomyで1616(1600mm×1600mm)サイズ。
いわゆる一坪風呂のサイズになります。
以下カタログでわが家の仕様を調べてみました。
浴槽:ゆったりマルチ浴槽(片側が浅く、半身浴ができる形状)
壁:トラバーチン(アクセントパネル)
床:ミディアムベージュ
カウンター:ストレートカウンター
鏡:ホリゾンタルワイドミラー
ちなみに、わが家は建売だったので、お風呂の仕様は最初から決まっていました
気になった点
床が冷たい
先に気になった点からですが、一つ目は床が冷たいことです。
夫の実家が最近リフォームしてTOTOのサザナになったのですが、サザナのほっカラリ床と比べるとどうしてもひんやりして感じます。
ほっカラリ床のクッションフロアのような柔らかさと全くひやりとしない快適さはクセになります
ウチのお風呂の床は硬くて少しひんやりするから真逆だね
鏡がくもる
二つ目は鏡がくもりやすいことです。
写真のようにわが家は横長の鏡が採用されていました。
横長の鏡の良いところは浴室が広く見えて開放感を感じるところだそうです。
ですが、お風呂に入っている間は湯気でくもりっぱなしになるので、全く意味を為していません。
お風呂の鏡用のくもり止め剤も使ったことがあるのですが、2,3日で効果が切れるので、面倒になって使うのを止めました(笑)
良かった点
掃除がラクちん♪
わが家のお風呂の良かった点の一つ目は、掃除が楽なことです。
特徴の項目で述べたように積水ホームテクノのユニットバスは清潔を保ちやすい工夫が随所にされています。
わが家も住み始めて丸1年が経とうとしていますが、お風呂にありがちなカビなどの汚れに悩まされたことはありませんでした。
それと私が排水溝の蓋掃除が嫌いなので、蓋は外しっぱなしにしていますが、排水溝がスリム形状なので、蓋が無くとも踏まずに済みます
お湯が冷めづらい
わが家のお風呂は保温蓋が付いているのですが、これを使えば、次の日の朝もほんのり湯気が出るくらいには保温されています。
ちなみにRoomyのカタログには、蓋をすれば4時間で2.5℃しか湯温が下がらないと書かれています。
なんなら24時間経っても温水プールくらい暖かいので、夏なら全然入れちゃいます(笑)
わが家はお風呂の清浄剤を使って2日続けて同じ湯に入るので、保温性が高いと追い炊きにかかる灯油代が減って助かります
残り湯を洗濯に使う場合でも、お湯の温度が高ければ洗浄力が上がるので良いかもしれませんね
まとめ
・掃除がラクちん♪
パッキンや凹凸が少ないので、清潔を保ちやすい。
・お湯が冷めずらい
蓋をすれば、4時間でお湯の温度が2.5℃しか下がらない。
・床が冷たい
お風呂に入る一歩目を少し身構えちゃう。
・鏡がくもる
大きな鏡の意味を為していない。
いかがでしたでしょうか?
わが家のお風呂について色々書きましたが、気になった点を改めて振り返ってみると浴室暖房乾燥機を採用すれば、床の冷たさも鏡の曇りもどちらも解決するのかなと思ったりもしました。
一方で良かった点で取り上げた掃除が楽なところは、このユニットバスの一番の特徴なのかなと思います。
掃除は得意じゃないけど、ずっとキレイなお風呂に入りたいという方には超おススメです。
備考
参考までに、細かい点をちょっとだけ書いておきます。
・壁は磁石が引っ付くので、マグネット棚などが使えます。
・わが家の風呂蓋は3枚の保温蓋ですが、2枚蓋や巻き蓋も選べます。
その他オプションも充実していますので、気になる方はこちらからカタログをご覧ください。
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