突然ですが、建売は妥協することで、注文住宅こそが家づくりだとお考えの方って結構いらっしゃるのではないでしょうか。
確かに建売はデザインや間取りなどで妥協するところは出てくると思います。
でも、大金持ちでも無い限り、注文住宅を建てた人たちも妥協はしています。
立地、敷地面積、床面積、設備のグレード。
自分たちのお財布と相談しながら、妥協を繰り返し、お家づくりは進めていくものではないでしょうか。
そしてその過程は建売も同じでしょう。
先ほども言ったように建売はデザインや間取りを自分で選ぶことはできませんが、それにしたって、いくつもある建売から自分たち好みの物件を選ぶことはできます。
そうは言っても、なかなか注文住宅を諦める気持ちになれないという方に(諦めなくてもいいですけど)、注文住宅をやめて建売を選んだ私たちの実体験をお伝えします。
家づくり=注文住宅でしょ?
私たちも最初は、家づくり=注文住宅だと思い込んでいました。
周りの人たちも注文住宅を建てた人ばかりでしたし、建売は「安っぽい」や「個性が無い」など悪いイメージしかなかったです。
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地元の工務店やハウスメーカーを調べても建売を推してる会社はありませんでしたし(笑)
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建売メインの会社って少ないからね。特に地方部では。。。
そもそも家づくりを考え始めた時に建売を選択肢に考えられる人の方が世の中少ないのかもしれません。
大規模な分譲住宅地が近くに開発されていれば、ローカルCMやチラシで見かけるでしょうが、そうでもない限り建売が目に留まる機会は少ないでしょう。
「タウンライフ家づくり」で間取り図作成
私が妊娠したのをきっかけに、わが家の家づくりはスタートしました。
最初に始めたのはタウンライフ家づくりというサービスを使った「パンフレット集め」と「間取り図作成」でした。
サービスの詳細はこちらの記事で語っていますので割愛しますが、大手ハウスメーカーから地元工務店までさまざまな住宅会社のパンフレットを一気に手に入れられたので、家づくりの勉強がかなり捗りました。
おすすめのサービスですので、ぜひ皆さんも使ってみてください。
現実を突きつけられるin住宅展示場
タウンライフ家づくりで理想の間取り図を作ってもらい、意気揚々と住宅展示場で色々な住宅会社と打合せをしまくりました。
しかし、恐らく誰しもがそうであるように私たちの夢のマイホーム計画はここで現実と向き合うことになったのです。
何度も打合せを重ね、仮契約一歩前の段階で詳細な見積もりをもらったところ、予算から1000万円近くオーバーしていたのです。
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外構も含まれてなかったのに(泣)
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相場を知らないって怖いね。。。
現在もそうですが、私たちが家づくりを考え始めた2022年もウッドショックやロシア情勢で急激に資材価格が高騰し、住宅価格が値上がりしていました。
どの住宅会社の営業マンも「来年になると100万円以上値上がりするから、早く買ったほうがいいですよ」と早期の契約を迫ってきたものです。
※実際に2023年は値上がりしたようですが、、、
家づくり終了のお知らせ
1000万円という予算オーバーは私たちにとってはあまりにも大きく、営業マンの口車に乗ることもできませんでした(笑)
この後、ローコストメーカーとも何度か打合せをしたのですが、やはりローコストなだけあり、私たちの理想とはかけ離れていることが判ったので断念。
結局のところ、「理想のマイホームを建てたいけどお金が足りないから何年か貯金をしないといけない」ということになり、一旦、家づくりを諦めることになりました。
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結果的に、この時ムリをして家を買わなくてホントに良かったです
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営業マンは家を売るのが仕事だから、買った後ローン地獄になるかどうかなんて気にしてくれないもんね
建売発見!まさかの理想のお家
家づくりを諦めて半年ほど経った頃、近くにセキスイハイムの建売が建つという噂を聞きつけました。
この頃は子供がもうすぐ産まれるというタイミングでもあったので、「やっぱりお家が欲しいな~」という思いが再燃。
注文住宅は無理でも建売ならワンチャンという思いで、セキスイハイムの住宅展示場に夫だけで行ってもらいました。
そこで間取り図を見せてもらったところ、なんと私たちがタウンライフ家づくりで作ってもらっていた理想の間取りにかなり似ていたのです。
値段は私たちの予算を少々超えていたものの、太陽光パネルや蓄電池などの経済的な設備も備わっていたので、総合的に考え許容範囲と判断し、契約を結びました。
購入→最高に幸せ♡
契約直前に子供が産まれたため、すぐに引っ越しとはいきませんでしたが、2023年2月に無事入居。
この記事を書いている時点では入居から8カ月目になりますが、日々、マイホームに住める幸せを感じまくっています。
大きな音を立てても隣を気にしなくて良いですし、収納が十分あるので部屋が物で溢れることもありません。
夢だった家庭菜園でたくさん野菜が取れましたし、お庭BBQも何度もやりました。
マイホームはやっぱり最高です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上が私たちの家づくりの過程でした。
要するに、私たちが建売を選んだ理由というのは、自分たちの予算の中で買うことのできる理想の家だったからです。
正直、私たちの場合は運良く理想の建売が近くにできたというレアケースなのかもしれません。
しかし、振り返って考えてみると次のことができていたからこそ、満足いく結果につながったのだと思います。
1.自分たちの理想の間取りを形にしていた
2.予算のイメージを付けていた
3.無謀な買い物も、理想とかけ離れた妥協もしなかった
予算オーバーを許容すれば生活が苦しくなり、苦しい思いをする度に当時の自分たちの判断を後悔することになるでしょう。
でも、理想を捨てれば、その家に住み続ける限り不満がくすぶり続けるに違いありません。
結局、満足のいく家づくりは、「いかに自分たちの理想を現実的な予算の中で模索することができるか」に尽きるのだと思います。
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